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第267回定例講習会

日時:平成25年11月3日    午前9時30分~午後3時

場所:名古屋市立大学医学部研究棟11F 講義室B

内容

福田裕康 先生
福田裕康 先生

1)基礎生理学

名古屋市立大学大学院医学研究科細胞生理学研究員            

(公社)生体制御学会教育部長  福田裕康 先生

「平滑筋について(2)」と題し、昨年に引き続き、平滑筋の基礎と制御メカニズムについて説明された。また、鍼治療による胃平滑筋への作用から、長期鍼治療が神経制御の変化をおこすことについて説明され、鍼治療効果の根拠の一例が示された。

肥田朋子 先生
肥田朋子 先生

2)痛みの基礎 (公社)全日本鍼灸学会認定指定研修C講座

名古屋学院大学リハビリテーション学部教授  肥田朋子 先生

「理学療法は慢性痛の発生・維持に影響を与えられるか」と題し、スライドを使用、慢性痛の発生機序について説明がなされた。また、発生した痛みへのアプローチ法の解明につながる動物実験の基礎データが示され、筋と神経の関係について詳細な説明がなされた。

 

 

 

河瀬美之 先生
河瀬美之 先生

3)疼痛疾患の基礎・臨床、診断と治療

(公社)生体制御学会監事

(公社)生体制御学会研究部疼痛疾患班班長  河瀬美之 先生

「頚肩腕痛に対する鍼治療の検討」と題し、頚肩腕痛に対して鍼治療をおこなった症例集積から、頚肩腕痛の治療におけるポイントや治療の評価について詳細な説明がなされた。

水野高広 先生
水野高広 先生

4)疼痛疾患に対する症例報告及び症例検討

(公社)生体制御学会理事                 

(公社)生体制御学会教育部副部長 水野高広 先生

「学童期の片頭痛に対する鍼治療の1症例」と題し、症例検討が行われ、活発な質疑応答があった。