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第284回定例講習会

日時:平成29年3月5日(日) 午前9時30分~午後4時

会場:名古屋市立大学医学部研究棟11F 講義室B

内容

岡田  久  先生
岡田 久 先生

1) 睡眠の基礎と臨床 (公社)全日本鍼灸学会認定指定研修C講座

独立行政法人国立名古屋医療センター神経内科 岡田  久 先生

「睡眠の臨床3 睡眠呼吸障害、Restless Legs Syndrome、REM睡眠行動異常症」と題し、それぞれの疾患の診断、病態、治療について詳細な説明がなされました。睡眠障害に関与する全身状態の変化は臨床上重要なものが多く、他の疾患に起因するものであるかどうか区別することが大事であることを示して頂きました。1年を通して、睡眠の基礎から臨床までご講義頂き、今後の臨床の糧となることを教えて頂きました。 

岩瀬 敏 先生
岩瀬 敏 先生

2)神経科学の基礎

愛知医科大学医学部生理学講座教授  岩瀬 敏 先生

「体性感覚」と題し、感覚である触圧覚・温痛覚・識別覚・振動覚・固有感覚それぞれの受容器・線維・経路・投射について詳細な説明がなされました。刺激の違いから脳に投射される部位の特徴をあらためて教えて頂き、病態把握における基礎の重要性を示して頂きました。また、疼痛についてはあらためて、神経線維の違いから痛みの特徴を教えて頂きました。

加納俊弘 先生
加納俊弘 先生

3)循環器疾患の基礎・臨床、診断と治療

(公社)生体制御学会研究部循環器疾患班副班長  加納俊弘 先生

「脈波について2」と題し、脈波から得られる情報は全身状態を示す一つの指標になりえることを教えて頂きました。また、脈波の客観化は、(公社)生体制御学会名誉会長黒野保三先生が1980年代から研究され論文にされています。過去にこれを行うのは大変であったと思いますが、現在でも間違いないデータが表されていることに驚きをもたれておられ、その研究内容について詳細に教えて頂きました。2年にわたり循環器の基礎から臨床に結び付く診断や治療を懇切丁寧に示して頂きました。 

高橋  清吾 先生
高橋 清吾 先生

4)婦人科疾患に対する症例報告及び症例検討

愛知漢方鍼医会代表  高橋  清吾 先生

「産後と精」と題し、精は血の中にあるという考えから、特に産後には血虚がおこることにより身体的にも精神的にも不安定になることを教えて頂きました。その解決方法には胃腸を整えることが根本であろうということを示唆され、その後、活発な質疑応答がなされました。

 

 

木津正義  先生
木津正義 先生

5)鍼灸学校学生向け企画

婦人科疾患の基礎と臨床

明生鍼灸院副院長  木津 正義 先生

「各論4 婦人科の鍼灸と臨床研究」と題して、研究の意義を知ることによって、鍼灸の価値を的確に伝えることができることや、それによって信頼を得ることができることを、例をあげて教えて頂きました。続いて、実際に行った研究から産婦人科領域における鍼灸研究を紹介して頂きました。その後、活発な質問があり、たくさんの疑問点について答えて頂きました。