日時:平成26年3月2日 午前9時30分~午後3時
場所:名古屋市立大学医学部教育棟2F 第1講義室
内容
1)基礎生理学
名古屋市立大学大学院医学研究科医学・医療教育学分野研究生
(公社)生体制御学会経理副部長 山田 篤 先生
「心拍変動解析について(2)」と題し、心拍変動が起こるメカニズムと心拍変動をおこす自律神経の作用について説明がなされた。また、鍼治療による研究結果から、鍼治療が自律神経に影響を与える機序について説明があり、今後の展望も示された。
2)痛みの基礎 (公社)全日本鍼灸学会認定指定研修C講座
自然科学研究機構生理学研究所 神経シグナル研究部門准教授 古江秀昌 先生
「鎮静と鎮痛の神経メカニズム」と題し、痛みの基礎となる痛みの捉え方や痛みの定義を踏まえ、痛みを感知する末梢から中枢に伝わる機構について説明がなされた。また、神経線維の種類や刺激の違いによる神経伝達のメカニズムを示され、病態を把握するための基礎や治療につながる変化について詳細な説明がなされた。
3)疼痛疾患の基礎・臨床、診断と治療
(公社)生体制御学会監事
(公社)生体制御学会研究部疼痛疾患班班長 河瀬美之 先生
「頚肩腕痛に対する徒手検査の実技」と題し、頚肩腕痛の診断に必要な徒手検査を実際に行い、注意点などを示しながら実技指導がなされた。
4)疼痛疾患に対する症例報告及び症例検討
愛知漢方鍼医会代表 高橋清吾 先生
「寒邪と疼痛」と題し報告がなされた後、症例検討が行われ、活発な質疑応答があった。
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