日時:平成25年3月3日 午前9時30分~午後3時
場所:名古屋市立大学医学部教育棟2F 第1講義室
内容
1)基礎生理学
(公社)生体制御学会経理副部長 山田 篤 先生
「心拍変動解析について」と題し、スライドを使用し、心拍のゆらぎを利用した自律神経機能評価を理解するための情報が示された。また、心拍変動解析を利用した鍼治療の治効メカニズムにおける自律神経作用の評価について詳細な説明がなされた。
2)痛みの基礎 (社)全日本鍼灸学会認定指定研修C講座
名古屋市立大学大学院医学研究科麻酔・危機管理医学分野講師 杉浦健之 先生
「難治性慢性痛と脊髄刺激療法」と題し、慢性疾患が難治性疼痛の原因と考えられる神経障害性疼痛になる機序について詳細な説明がなされた。また、その治療法として有効性が示唆されている脊髄刺激療法の疼痛抑制機序についても詳細な説明がなされた。
3)疼痛疾患の基礎・臨床、診断と治療
(公社)生体制御学会監事
(公社)生体制御学会研究部疼痛疾患班班長 河瀬美之 先生
「腰痛に対する徒手検査の実技」と題し、前回までの講義を踏まえ、生体制御学会のホームページからダウンロードできる腰痛に対する徒手検査記録表を使用し、グループに分かれて徒手検査の実技が行われた。
4)疼痛疾患に対する症例報告及び症例検討
愛知漢方鍼医会代表 高橋清吾 先生
「難経五十六難における肺積、肝積を考えた肩関節の症例」と題した症例が報告され、その後、活発な質疑応答があった。
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