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市民公開講座「ゆっくり眠って認知症予防–睡眠のメカニズムに基づいた不眠改善法–」

鯱城ホール  (名古屋市鯱城学園5F)
鯱城ホール (名古屋市鯱城学園5F)
主 催:

公益社団法人生体制御学会

日 時:  令和8年8月30日(日) 午後1時30分~午後3時20分
会 場:  鯱城ホール  (名古屋市鯱城学園5F)
後 援:

愛知県 名古屋市 中日新聞社 (公社)全日本鍼灸学会 (公社)愛知県医師会 (一社) 愛知県鍼灸マッサ-ジ師会

中和医療専門学校 名古屋鍼灸学校 名古屋医健スポーツ専門学校 名古屋平成看護医療専門学校

   

内容

〇市民公開講座

演  題: 「ゆっくり眠って認知症予防–睡眠のメカニズムに基づいた不眠改善法–」

講  師: 日本睡眠教育機構理事長 放送大学客員教授        宮崎総一郎 先生

司  会: 名古屋大学名誉教授                 澤田  誠   先生

※参加費:無料

開催方式:会場開催

講演内容

 人は何時間眠るのがベストなのか? 答えは、「睡眠時間は人それぞれ。朝起きたときに疲れがなく、昼間に普通に活動できていれば、あなたの睡眠は足りていると理解してください」とアドバイスすると良い。または、「寝つきが悪くても、中途覚醒が何度かあっても、昼に普通に活動できていれば、不眠症ではないですよ。」と説明することも大切である。

 高齢者では身体の基礎代謝量が低下し、日中の活動量、消費エネルギー量も減少するために、身体が必要とする睡眠時間は、生理的に減少してくる。また、加齢に伴い体内時計の位相が前進し、早寝早起きになる。さらに、仕事や用事をしないで漫然とテレビ等をみて過ごし、太陽光にあたらない生活をしていると、昼寝が増え、深部体温やメラトニン分泌の振幅が減少し、体内時計の同調機能が低下することで、睡眠問題が引き起こされる。

 日中に眠気があり、ついうたた寝してしまう。そうすると睡眠欲求が低下するために夜間の睡眠の質が低下することになる。

 朝日を浴びて活動を開始し、昼間には短時間の仮眠をとり、メラトニンの分泌に支障がないように夜は暗めの環境で過ごし、覚醒反応を来すカフェインやニコチン、テレビや携帯電話の視聴を控えると、入眠がスムーズになる。アルコールは中途覚醒や早朝覚醒の原因となるので控え、眠れないときには、睡眠薬の服用も考慮する。朝は、遮光カーテンを10センチ程度開けておくと、光刺激により体内時計がリセットされるので良い目覚めにつながる。脳の中枢時計は光でリセットし、消化管を含めた末梢の体内時計は朝食でリセットして、脳と身体の時計を同期させることが、正常な生活リズムが得られて、認知機能低下予防になると考えられる。

講師紹介

宮崎 総一郎先生
宮崎 総一郎先生

宮崎 総一郎(みやざき そういちろう)先生

 

1954年9月2日:愛媛県宇和島市生まれ。

1979年:秋田大学医学部卒業。

1985年:秋田大学大学院修了。医学博士。

2004年:滋賀医科大学睡眠学講座 特任教授(主任)

2016年:中部大学睡眠・認知症予防プロジェクト推進センター特任教授

2004年:国立大学法人 滋賀医科大学に国内で初めて開設された睡眠学講座に特任教授(主任)として赴任。

2005年:経済産業省の支援を受けた「眠りの森」事業を産学共同で行い、睡眠指導士の育成を開始。

2009年4月:文部科学省の支援を得て、わが国で初めての睡眠学概論を開講。

2013年4月:放送大学共通科目「睡眠と健康」を担当、2021年まで開講。

2016年4月:中部大学にて「睡眠からアプローチする認知症予防プロジェクト」を推進。

 

 現在、睡眠障害の包括的医療、睡眠健康指導士の育成、睡眠知識の啓発活動、認知症予防プロジェクトに学内外で取り組み、社会への睡眠知識の普及をおこなっているほか、各地域にて睡眠教育の講演をおこない睡眠に対する啓発に努めている。

 

現職

日本睡眠学会理事、日本睡眠学会睡眠医療認定医、日本耳鼻咽喉科学会認定医、日本気管食道科学会専門医、放送大学客員教授、非常勤講師(秋田大学、琉球大学、長崎大学)、日本睡眠教育機構理事長