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定例講習会に参加しよう

平成18年4月1日

総務副部長  狩野義広

              

 昭和63年に(社)全日本鍼灸学会愛知地方会に入会、そして定例講習会に参加させていただくようになり、19年目をむかえようとしています。毎年感じることは、定例講習会の内容が毎年充実してきていることです。この背景には、名誉会長の黒野保三先生の鍼灸医学の発展を目指す情熱あるご指導と、愛知地方会役員の先生方の献身的なご協力によって成り立っているのはいうまでもありません。

 初めの頃は漠然と定例講習会に参加するだけで、価値というものをあまり感じてはおりませんでしたが、毎年(社)全日本鍼灸学会学術大会に参加して、各地方会に所属している同級生達と情報や意見交換をすることによって、年々定例講習会の価値というものを感じるようになりました。

 定例講習会の内容は愛知地方会ホームページを見ていただければわかるように、盛り沢山の内容が聴講でき、大変価値のある講習会です。学術的なことはもちろんのことですが、刻々と変わる医療界の現状とそれに伴う鍼灸界の現状など、本来ならば(社)愛知県鍼灸マッサージ師会などの業者団体が我々に伝えていただかなければならない情報も教えていただけます。

 年々鍼灸業界は厳しい状況におかれており、危機感を感じております。この様な時にこそ定例講習会で最新情報を入手するとともに、自己投資をして資質の向上をしていただき、今後どの様になっていくか不透明ではありますが、鍼灸界の荒波の中でも生き残れるようにならなくてはいけないとつくづく感じております。

 是非、愛知地方会々員の先生方は定例講習会に参加していただき、あわせて(社)全日本鍼灸学会の認定制度にも参加していただきたいと思います。そして認定取得者となって、本当の意味で社会に認められるような医療人となれるよう共に研鑽しましょう。