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生体防御免疫疾患班の紹介

生体防御免疫疾患班

 

生体防御免疫疾患班 班長  井島晴彦

 

 生体防御免疫疾患班は平成15年4月、(社)全日本鍼灸学会愛知地方会名誉会長黒野保三先生のご指導により新設されました。

 黒野保三先生は著書『臨床鍼灸医学』の中で「今後、臨床鍼灸の現場において、健康やいわゆる半健康人、不健康人などの健康管理に対する鍼灸治療による早期治療や長期治療により、生体防御機構、再生・修復機構の活性化や生体恒常性維持機構の調節に関連した実証医学的研究を行わなければならない。」と述べておられます。

 また、生体防御免疫疾患班発足当初から黒野保三先生より「目的意識を持った班員一人一人が働く研究班として、一歩一歩着実に歩を進めていただきたい。」というお言葉をいただいております。

 以上の黒野保三先生のお考えを踏まえ、研究班活動に邁進したいと思います。

 研究活動としましては、生体防御免疫疾患班の発足と同時に、ワーキンググループとして「アレルギー疾患班」が黒野保三先生のご指導のもと立ち上がりました。そして、毎月1回東洋医学研究所において研究を行っております。その結果を平成16年の第53回(社)全日本鍼灸学会学術大会において「小児期のアレルギー疾患及び愁訴に対する鍼治療の有効性-多施設による調査結果から-」「アレルギー疾患に対する鍼治療の基礎調査-アンケートによる成人患者の実態調査-」を発表いたしました。

 生体防御免疫疾患について興味を持たれ、研究してみたい先生、一緒に研究してみませんか。


生体防御免疫疾患班 2

 

生体防御免疫疾患班 班長  井島晴彦

 

 生体防御免疫疾患班は平成15年4月に、(社)全日本鍼灸学会愛知地方会名誉会長黒野保三先生のご指導により班員一人一人が働く研究班として新設されました。

 そして、平成17年3月より、活動拠点を黒野先生のお計らいで東洋医学研究所®の3階に移動させて頂き、新たな班員を加え、総勢21名にパワーアップして研究活動をさせて頂いております。

 25年以上前から「鍼治療の人体免疫系に及ぼす影響について」の研究発表をされている黒野先生のご指導のもと、生体防御免疫疾患と鍼治療の関連研究を1つでも多く発表していけるように努力しております。

 具体的な研究活動としましては、第54回(社)全日本鍼灸学会学術大会(福岡大会)において「鍼治療による風邪罹患回数の変化-第2回アレルギーアンケート調査結果-」をポスター発表させて頂きました。

 

角村幸治先生の発表風景
角村幸治先生の発表風景

 また、現在は花粉症に対する鍼治療効果についてのアンケート調査による研究を行っております。

 さらに毎月の研究会では、生体防御免疫疾患に関する最新情報や、非常に難しいといわれる免疫学の基礎知識を、漫画のようなスライドを使い、本当に基礎の基礎から勉強させて頂いております。

 生体防御免疫疾患について興味を持たれ、研究してみたい先生、是非一緒に研究してみませんか。

 

活動風景
活動風景

生体防御免疫疾患班 3

 

生体防御免疫疾患班 班長  井島晴彦

 

 生体防御免疫疾患班は平成15年4月に、(社)全日本鍼灸学会愛知地方会名誉会長黒野保三先生のご指導により新設され、現在班員23名で活動しています。

 生体防御免疫疾患にはアレルギー疾患や、インフルエンザ、関節リウマチ、癌、エイズなど多種多様の疾患が含まれます。中でも花粉症や気管支喘息、アトピー性皮膚炎などに代表されるアレルギー疾患は、年々増加傾向にあります。現在では総人口の約3割がなんらかのアレルギー疾患に罹患しているという統計もあり、新たな国民病と言っても過言ではないと思われます。

 しかし、このような生体防御免疫疾患に対する有効な治療手段は少なく、副作用のない鍼灸治療に寄せられる期待は大きいものと考えます。

 25年以上前から「鍼治療の人体免疫系に及ぼす影響について」の研究発表をされている黒野先生のご指導のもと、このような期待に応えられるように、生体防御免疫疾患と鍼治療の関連研究を1つでも多く発表していきたいと考えております。

 具体的な研究活動として現在は、花粉症に対する鍼治療効果についてのアンケート調査による研究を行っております。

 その内容については、本年度開催される第55回(社)全日本鍼灸学会学術大会(石川大会)において下記の2題を発表する予定です。

 

ポスター発表

 「アレルギー性鼻炎に対する鍼治療の検討-2005年スギ花粉飛散期の動態調査-」中村 覚

 「アレルギー性鼻炎に対する鍼治療の検討-2005年スギ花粉飛散期における鍼治療効果の検討-」橋本高史

 

 さらに、毎月の研究会では、生体防御免疫疾患に関する最新情報の提供や、班員が名古屋市立大学オープンカレッジで勉強させて頂いた生体防御免疫疾患に関する興味深い内容の報告などを行っています。

 また、非常に難しいといわれる免疫学の基礎知識を、漫画のようなスライドを使い、本当に基礎の基礎から勉強させて頂いております。

 

 

スライドの例

 

 生体防御免疫疾患について興味を持たれ、研究してみたい方、是非一緒に研究活動に参加して下さることをお待ちしております。

 

研究会風景
研究会風景

生体防御免疫疾患班 4

 

生体防御免疫疾患班 班長  井島晴彦

 

生体防御免疫疾患班は、25年以上前から「鍼治療の人体免疫系に及ぼす影響について」の研究発表をされている黒野保三先生のご指導のもと、現在班員23名で活動させて頂いております。

 

 

研究会風景
研究会風景
研究会風景
研究会風景

 生体防御免疫疾患には、アレルギー疾患や、各種感染症、関節リウマチ、癌、エイズなど多種多様の疾患が含まれます。中でも花粉症や気管支喘息、アトピー性皮膚炎などに代表されるアレルギー疾患は、年々増加傾向にありますが、有効な治療方法は少なく、副作用のない鍼灸治療に寄せられる期待は大きいものと考えます。

 そんな現状の中で、生体防御免疫疾患班では、継続してアレルギー性鼻炎に対する鍼治療効果についてのアンケート調査による研究を行っております。

 この内容については、本年度開催される第56回(社)全日本鍼灸学会学術大会(岡山大会)において下記の2題を発表する予定です。

 

 「アレルギー性鼻炎に対する鍼治療の検討-2006年スギ花粉飛散期における鍼治療効果の検討-」橋本高史

 

 「通年性アレルギー性鼻炎に対する鍼治療の検討」角田洋平

 

 また、毎月の研究会では『生体防御免疫疾患に関する最新情報の紹介』、『わかりやすい免疫学用語解説』、『本当に簡単な免疫学の基礎知識』、『生体防御免疫疾患に関する学会発表』などの有益な情報を班員から報告して頂いています。

 

例として平成19年3月8日の研究会の内容を紹介させて頂きます。

 最初に黒野保三先生から、今回のアレルギー性鼻炎の研究を題材に、過去の業績に敬意を払うとともに、研究ができる環境に感謝する心を持つなど、研究に対する心構えについて貴重なご指導を頂きました。

 次に、本年度の第56回(社)全日本鍼灸学会学術大会(岡山大会)において発表予定である「通年性アレルギー性鼻炎に対する鍼治療の検討」の発表練習と、質疑応答をさせて頂きました。  担当 角田洋平

 

『最新情報』 担当 橋本高史

「花粉飛散、一気に拡大 暖冬影響で既に42都府県」、「1304人で過去最多更新、2006年の新規エイズ報告」、 「アレルギー性鼻炎の情報サイトに小児情報追加」、「運動は大腸がん予防に有効、男性で危険度が30%低下」などの情報について、それぞれのホームページを紹介して頂きました。  

 

『免疫学用語解説』  担当 中村 覚

 今回からスタートしました免疫学用語解説では、「免疫とは」、「自己と非自己」、「免疫学的特異性」について次のようなスライドを使ってわかりやすく説明して頂きました。

 

 

『免疫学の基礎知識』  担当 井島晴彦

 がんとはどのような病気で、どのように免疫とかかわっているかを、萩原清文著「好きになる免疫学」(講談社)を参考に次のようなスライドを使って説明させて頂きました。 

 

 

 以上のような盛りだくさんの内容で行われました。

            

 生体防御免疫疾患班の研究会では、難しく、とっつきにくいと言われている免疫学をできるだけわかりやすく勉強し、それを土台に研究発表につなげていきたいと考えております。途中から参加された方にも、今まで使った資料のファイルをお渡して説明致しますので、ご安心下さい。また、学生の方でも十分理解できるような内容になっております。

 

 

 生体防御免疫疾患について興味を持たれ、勉強してみたい方、是非一緒に研究活動に参加して下さることをお待ちしております。