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研究活動の重要性

平成16年5月

研究部長 皆川宗徳

 (社)全日本鍼灸学会愛知地方会研究部は、昭和58年に発足以来21年間にわたり名誉会長黒野保三先生のご指導のもと研究活動が行われ、一地方会としては今や全国一の研究業績をあげていることは歪めない事実である。現在、愛知地方会研究部には8班の研究班(頭鍼療法班、疼痛疾患班、循環器疾患班、不定愁訴班、糖尿病班、情報・評価班、婦人科疾患班、生体防御免疫疾患班)があり、どの研究班も黒野保三先生が行ってこられた研究から発足され、現在研究活動が行われている。

 今後、黒野保三先生が言われる「臨床鍼灸診療で得られる現象を正しく捉え、それを収集して、新しい臨床鍼灸医学理論を実証医学的に検証していく作業を積み重ねることが必要である。」という言葉を、各研究班が一丸となって実践していく姿勢が大切であると思う。